ぎっくり腰は腰痛持ちの人や高齢の人がなると思っていませんか?
若くても、自覚症状がなくても、ある日突然ぎっくり腰に襲われることがあります。
私たちがとる動作は、個々に癖があります。
例えば、物を拾うときには無意識に利き手で取ろうとします。
何気ない動作ですが、いつも同じ方向に身体を歪めてしまっています。
重い荷物をよく持つ方も同じ利き手でばかり持つ癖があると片側の腰への負担が大きくなります。
少しの動作ですが、毎日の繰り返しで徐々に腰や腰周りの筋肉に負担をかけており、疲労を感じにくい方はその前兆に気付きません。
前兆に気付いている方は腰をかばう姿勢をとりますが、気付かない場合は普段どおりの動作でさらに負担をかけ続けます。
腰への負担や疲労はどんどん蓄積し、ある日キャパシティオーバーとなり、ぎっくり腰という大打撃を受けてしまうのです。